禅寺の学問—継承される五山文学
相国寺の歴史と寺宝Ⅱ
あでやかな紅葉に秋の深まりが感じられる頃になりました。
この機会に京都の寺院を訪れ、美術鑑賞をしてみませんか。
京都・相国寺承天閣美術館では、2021年11月23日より2022年1月23日まで「禅寺の学問—継承される五山文学 相国寺の歴史と寺宝Ⅱ」の展覧会が開催されています。
相国寺は1392年に室町幕府三代将軍、足利義満によって創建された京都五山第二位の歴史ある禅宗寺院で、名勝の鹿苑寺(金閣)や慈照寺(銀閣)も相国寺の山外塔頭に含まれています。
中世より漢詩文などに優れた多くの禅僧を輩出した五山文学の中心地で、仏典(内典)のみならず漢詩(外典)も多く有しています。
本展では、相国寺や塔...