京都市京セラ美術館に世界的前衛芸術家・草間彌生の生命力溢れる世界が炸裂!
「松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界―反復と増殖―」
ポップでカラフルな水玉や、独特の《南瓜》のシリーズでも知られる、世界的前衛芸術家・草間彌生(1929~)の初めての大規模版画展が京都市京セラ美術館で開催されています。
草間彌生は1993年第45回ヴェネチア・ビエンナーレにおいて、日本を代表する作家として脚光を浴び、世界の舞台へと立ちました。その前後で積極的に版画制作に取り組んだことも、現在の評価につながる大きな原動力となりました。
草間は1979年に版画作品を初めて発表します。そこには米国から帰国後の、死や苦悩をテーマにした作品とは対照的に、華やかなモチーフが色彩豊かに表現されています。それまでの抽象的な表現に加え、南瓜、ドレス、葡萄、...