製作から40年を経て東京国際映画祭で日本初上映される「幻の映画」『MISHIMA』とは、そもそもどんな映画なのか? なぜ日本公開出来なかったのか?
1985年のカンヌ映画祭・芸術貢献賞、製作は『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』のフランシス・フォード・コッポラと『スターウォーズ』のジョージ・ルーカス、監督が『タクシードライバー』の脚本でその名を轟かせたポール・シュレイダーの「日本映画」である。
出演は緒形拳、沢田研二というビッグネームの大スターに歌舞伎界の若手ホープですでに演技力が高く評価されていた坂東八十助(後の十世坂東三津五郎)、『サード』で注目された新人・永島敏行、佐藤浩市、大谷直子、大ベテランの名優として池部良、左幸子、加藤治子、李麗仙、織本順吉、さらに笠智衆までもが顔を揃え、若き日の三上博史や徳井優、塩野谷正幸、平田満、萬...