夜の葉〜映画をめぐる雑感〜
#20『自然は君に何を語るのか』とW. H. オーデン「W. B. イェイツをしのんで(一九三九年一月死去)」
Ⅱ
あなたもわれわれのように愚かでしたが、才能は残りました。
金持ちの夫人の教区や、肉体の衰え、あなた自身から
生き残りました。狂ったアイルランドが、
あなたを傷つけ詩を書かせました。
いまなおアイルランドは気が違い、天気もおなじです、
詩は何事をも起こさぬからです。詩は詩の構造の谷間で
生き残りますが、そこへは役人も手を出したくないのです、
詩は孤独の小屋やせわしい嘆きから、またわれわれが
信じてそこで死ぬなまみの町から南へ流れます。
詩は生き残ります、それは、ある起りかた、ある口です。
Ⅱ
You were silly like us: your gift survived it a...