Cinefil新連載「映画と小説の素敵な関係」江面貴亮『リスボンに誘われて』前編
Cinefil原稿『映画と小説の素敵な関係』
第二回 『リスボンに誘われて』前編
今回取り上げますのは、昨年9月に日本公開になりました、ビレ・アウグスト監督作品『リスボンに誘われて』です。ビレ・アウグストはカンヌ国際映画際においてパルム・ドールを授賞した『ペレ』や『愛の風景』などで知られるデンマークの名匠です。
この作品は、世界で400万部刊行されたといわれる、スイス人作家パスカル・メルシエのベストセラー小説『リスボンへの夜行列車』の映画化です。
『リスボンに誘われて』というタイトルはあくまでも日本公開題で、原題は『Night Train to Lisbon』。つまりは小説のタイトルのま...