シネフィル映画短評 第73回『ボヴァリー夫人とパン屋』
映画『ボヴァリー夫人とパン屋(原題: Gemma Bovery)』
イギリスの小説家サマセット・モームが“世界の10大小説”のひとつに挙げたギュスターヴ・フローベールの最高傑作であるフランス文学の古典「ボヴァリー夫人」をモチーフにした絵本作家ポージー・シモンによるグラフィックノベルを『ココ・アヴァン・シャネル』『美しい絵の崩壊』などのアンヌ・フォンテーヌ監督が映画化。
隣に暮らすイギリス人夫人の不倫現場を目にしたパン屋主人がその動向を見つめる。
『危険なプロット』『屋根裏部屋のマリアたち』などのファブリス・ルキーニ、『ランナーランナー』『アンコール!!』などのジェマ・アータートンらが結集...