ポン・ジュノ、記憶と空間の建築家ーー第57回ニューヨーク映画祭でのデニス・リムとの対話
今年の9月14日に56歳の誕生日を迎えたポン・ジュノ監督。『パラサイト 半地下の家族』(19)のアカデミー賞作品賞受賞以降も、彼の存在は世界映画における確固たる参照点であり続けている。本稿では、ちょうど6年前、第57回ニューヨーク映画祭での「ディレクターズ・ダイアローグ」における映画祭のアート・ディレクター、デニス・リムとの対談を振り返り、その言葉から今日に至るまで変わらぬ作家性を再考する。
このインタビューは2019年当時のものだが、2025年のいま読み返すことで、ポン監督作品の根幹に流れるテーマ——家族と階級、ジャンルと社会、そして映画という「記憶装置」——がいっそう鮮明に見えてくる...