エドワード・ヤン監督『ヤンヤン 夏の想い出 4Kレストア版』日本公開決定!──人生を映す“透明な鏡”
『恐怖分子』『牯嶺街少年殺人事件』『カップルズ』等で知られる台湾ニューシネマを代表する巨匠、エドワード・ヤン。
2007 年に 59 歳で惜しまれつつ亡くなった彼の遺作であり集大成である映画『ヤンヤン 夏の想い出』が公開から四半世紀を経て 4K レストア化され、ついに日本公開が決定した。
今年の第 78 回カンヌ国際映画祭クラシック部門のオープニング作品としてお披露目され、惜しみない賛辞を受けたこの比類のない傑作は、3時間に及ぶ長大な物語でありながら、そのリズムは驚くほど軽やかで、観客をじわじわと人生の深奥へと導く。本作がなぜこれほど特別な作品として語り継がれるのか、その魅力を改めて考え...