cinefil連載【「つくる」ひとたち】インタビュー vol.18「無様でも負けてもそれでも生きていくということに前向きになれる映画」映画『アンダードッグ』佐藤現プロデューサーインタビュー
森山未來さん、北村匠海さん、勝地涼さんらをキャストに迎え、映画『百円の恋』(14)の製作陣が再集結してボクシングを題材に作り上げた映画『アンダードッグ』。今回は前回の武正晴監督×脚本の足立紳さんに続き、本作のプロデューサーである佐藤現さんに、本作の企画のはじまりやボクシングの魅力、映画作りで大切にしている想いなどについてお聞きしました。
ーーまずは企画の成り立ちについて教えていただけますでしょうか。
佐藤現(以下、佐藤):6年前に『百円の恋』を作って公開し、たくさんの人に観て頂いて愛される映画になりましたし、いろんな評価も頂き、武監督や足立さんや私にとって代表作になりました。ありがたい想...