昭和の文学を代表する一人、坂口安吾の短編小説を手塚眞監督が映画化した『白痴』(1999 年)が、今年で公開 2 0 周年を迎えます。
圧倒的な映像美が世界の映画人を驚かせ、ヴェネチア映画祭をはじめとする多くの国際映画祭で様々な賞を受賞して世界的な評価を得たこの作品を次の時代に伝えて行くためにデジタル化計画が進行中です。

画像: 原作:坂口安吾×手塚眞監督の代表作『白痴』が公開20周年記念を迎え、劇場再上映-デジタル化計画進行中!

映画『白痴』とは

原作は、戦後の混迷の時代に坂口安吾が「堕ちよ、生きよ」と世に問うた『堕落論』と対を成す短編小説。映画化不可能と言われた作品を手塚監督は10年をかけて取り組み完成させた。

浅野忠信、草刈正雄、原田芳雄、江波杏子らの豪華な出演陣もさることながら、新潟に巨大な街のオープンセットを作り、クライマックスでそれを爆破炎上させたことも話題になった。その徹底した美学は世界の映画人を驚かせ、ヴェネチア国際映画祭でデジタル・アワードを受賞するほか、世界の映画祭で話題となり、フランスでは劇場公開されるなど国際的な評価を得た。手塚眞の代表作と言える。今回、その映像美がデジタルリマスタリングによって蘇る。
年内に劇場での再上映も決定し、ブルーレイの発売も予定されている。

デジタル化に向けて手塚眞監督自らクラウドファンディングをスタート!

20周年の今年は令和を迎え、新たな時代の中でこの作品を観てもらいたいと思います。
しかし、美しい映像を持つこの作品は、現在、35mm フィルムしか存在せず、デジタルリマスターを製作する費用がかかります。
深いテーマ、映像美と豪華な出演者を誇るこの作品を復活させるために、監督自らクラウドファンディングを始めました。

画像1: デジタル化に向けて手塚眞監督自らクラウドファンディングをスタート!
画像2: デジタル化に向けて手塚眞監督自らクラウドファンディングをスタート!
画像3: デジタル化に向けて手塚眞監督自らクラウドファンディングをスタート!

ヴィネチア国際映画祭招待プリモ・フィーチャーフィルムフェスティバル・デジタルアワード受賞
カメリマージュ映画祭招待シルバー・フロッグ賞受賞
レイク・アローヘッド映画祭招待ベストフィルム賞受賞
釜山国際映画祭招待、京都映画祭招待、盛岡映画祭招待
ラテンアメリカ映画祭招待、アラブ映画祭招待、ヘルシンキ映画祭招待ほか

坂口安吾原作・手塚眞監督の代表作『白痴』予告

画像1: 白痴_予告 vimeo.com

白痴_予告

vimeo.com

『白痴』1999年/手塚プロダクション製作/35mm/146分

原作:坂口安吾
脚本・監督:手塚眞
撮影:藤澤順一
照明:安河内央之
音楽:橋本一子

出演:浅野忠信、甲田益也子、橋本麗香、草刈正雄、江波杏子、藤村俊二、原田芳雄、岡田真澄ほか

『白痴』デジタル化計画プロジェクトページ

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