シネフィル映画短評第30回 『ザ・トライブ』
映画『ザ・トライブ(原題: Plemya)』。
第67回(2014年)カンヌ国際映画祭で批評家週間グランプリなどを受賞した他、世界各国の映画祭で話題となった全編手話によるウクライナ発の衝撃的な異色ドラマ。
全員ろうあ者の登場人物たちが愛と憎しみが渦巻く寄宿学校での驚愕の物語を全身を使って語り尽くす。
ウクライナの新人監督ミロスラヴ・スラボシュピツキーが脚本も手掛け、新星のグリゴリー・フェセンコとヤナ・ノヴィコヴァが主人公を熱演。
かつてないインパクトを与える構成に魅了される。いやあ、これは衝撃だ。
ボクの瞳を釘付けにする異様なパワーを秘めた傑作だよ。
吹替も字幕もない前代未聞(?)の手法...