【速報】日本の漫才シーンが世界に受け入れられた!?「エミアビのはじまりとはじまり」第10回JAPAN CUTSでワールドプレミア上映!

『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作がメガホンを執った完全オリジナル脚本による監督作『エミアビのはじまりとはじまり』が9月3日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開します。

画像1: © 2016『エミアビのはじまりとはじまり』製作委員会

© 2016『エミアビのはじまりとはじまり』製作委員会

この度日本に先駆けて、7月14日からアメリカ・ニューヨーク・ジャパン・ソサエティーで開催されている「第10回JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!~」で、世界初となるワールドプレミア上映を行いました。「JAPAN CUTS」は、北米最大の日本映画の映画祭で、ウォールストリートジャーナル紙からニューヨークで一番の日本映画のイベント」、Time Out New York誌から「そのラインアップの質に勝る映画祭はこの世に他にない」と評されるほどのものです。『恋人たち』(監督:橋口亮輔)、『シェル・コレクター』(監督:坪田義史)、『無伴奏』(監督:矢崎仁司)、『ラブ&ピース』(監督:園子温)、『バクマン。』(監督:大根仁)などが上映されました。

『エミアビのはじまりとはじまり』では、漫才シーンであちこちから笑い声があがり、Q&Aではメガホンをとった渡辺謙作監督が登壇しました。

Q&Aの様子!渡辺謙作監督が「アイーン」!?

「今回ジャパンカッツに出品されるということで不安だったのは、日本のお笑いの文化を知らない方々が、これを観てどう思うのか?ということでした。漫才、ハリセン、タライというのは、トラディショナルなジャパニーズコメディです。皆さんの反応がとても楽しみでした。」と監督が語ると、会場からはあたたかな拍手が送られました。

質疑応答は、日本の漫才についての質問が集中し、「漫才のネタは映画のために10本くらい書きました。漫才の台本を書くのはすごく難しい作業でしたが、主演の森岡くんと前野くんがいてくれたから、この漫才は成立できました。」と述べ、実際の漫才グランプリ(M-1グランプリ2016)にも挑戦することが決まったことを発表!さらに劇中のネタについても質問が挙がり、監督が自ら志村けんの「アイーン!」などを披露して、会場は爆笑に包まれました。

画像2: © 2016『エミアビのはじまりとはじまり』製作委員会

© 2016『エミアビのはじまりとはじまり』製作委員会

さらに、この映画は「死」からの再生の話です。もともと、悲劇と笑いというのはマッチするものだという意識がありました。作っていて、ただ笑うだけ、ただ泣くだけの映画にはしたくないと思いました。」と本作への想いを語りました。

「統計はとっていないけども、人間はおそらく1日1回くらいは笑っていると思います。それくらい笑いは日常に根づいていて、人間が必要としているものだと思います。そういうものこそ、一番パワーを持っていると僕は思っています。」という力強い言葉で締めくくりました。

ある日突然、相方が死んだ。俺はもう一度笑わせられるのか?跳べるのか!?

人気上昇中の漫才コンビ“エミアビ”の片割れ・海野が、ある日突然自動車事故で死んだ。遺された相方の実道はマネージャーの夏海を連れ、海野の車に同乗していた雛子の兄・黒沢に会いに行く。黒沢も数年前までお笑いの世界にいた、エミアビの先輩であり恩人だった…遺された者たちが繰り広げる、“笑い”がつなぐ希望と再生のファンタジック・ヒューマン・ストーリー。


出演:森岡龍、前野朋哉、黒木華、山地まり/新井浩文 
監督・脚本:渡辺謙作(『となり町戦争』『フレフレ少女』)
製作:『エミアビのはじまりとはじまり』製作委員会
(ブレス、ビターズ・エンド、ミッドシップ)
配給:ビターズ・エンド 2016年/日本/カラー/ 87分/ビスタ/5.1ch
ⓒ2016『エミアビのはじまりとはじまり』製作委員会

9/3(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー

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