10月10日、久しぶりの釜山国際映画祭。
一週間で20数本の映画を見た。
上映時間が6時間を超える、「アラビアン・ナイト」、
4時間完全版の「牯嶺街少年殺人事件」、
そしてアピチャッポン、ジャジャンクー、
ジョニー・トー、イオセリアーニ、ソクーロフ 、
スコリモフスキ、デプレシャンの新作などなど、
さらに昨日のパーティでレオス・カラックスとも挨拶できたし、
もう大満足!
MIguel Gomes は、 とてつもなく面白かったが、私はあまり乗らなかった。
いわゆるポストモダン的な、小説みたいな作りで、
現代映画がやっとここまできたか、というような野心作だ。
しかしラウル・ルイズの「リスボンのミステリー」ほどの、
エモーショナルなレベルには、達していない。
釜山での一週間をすごす。
二十何本の映画を見終わってから、またフェリーで日本に帰る。
Last night in Busan.
©リム・カーワイ-cinefil
林 家威(リム・カーワイ):映画監督。マレーシア出身。
代表作に『恋するミナミ』。現在新作映画のポスプロ中。