荘厳で絢爛豪華な寺宝で辿る京都・醍醐寺の歴史
国宝14件、重要文化財47件一挙公開!
「開創1150 年記念 醍醐寺 国宝展」
大阪中之島美術館にて開催!
カバー画像 重要文化財《如意輪観音坐像》 平安時代(10世紀)
*通期展示 「開創1150 年記念 醍醐寺 国宝展」 大阪中之島美術館 photo by ©cinefil
世界遺産となっている醍醐寺は、平安時代から「花の醍醐」と呼ばれる桜の名所で、豊臣秀吉が晩年、贅を尽くした「醍醐の花見」を行ったことでも知られています。
醍醐寺は、真言宗醍醐派の総本山であり、平安時代前期の貞観16年(874)、空海から数えて曾孫弟子にあたる理源大師聖宝(りげんだいししょうぼう)によって創建されました。
真言密教の拠点寺院として重要な役割を果たし、醍醐山山上(上醍醐)と山裾(下醍醐)の二つの伽藍からなる醍...