写生の天才・円山応挙、最晩年の傑作「大乗寺客殿襖絵」大公開!〜京都国立近代美術館『円山応挙から近代京都画壇へ』展
兵庫県の日本海沿岸・香住にある大乗寺は、通称「応挙寺」と呼ばれ、円山応挙ファンの秘かな「聖地」である。この寺に、最晩年の応挙とその一門が8年間をかけて、165面の襖絵を描いたからだ。その「大乗寺襖絵」の主要な、寺の客殿(本堂)の中心部分の襖絵が、今年はまず東京(東京芸術大学美術館)で、そして今は京都で(京都国立近代美術館)で公開されている。
京都と東京では、この「大乗寺襖絵」の展示される部分が違う。東京では客殿の東側半分、京都では残りの西側半分の公開で、中央の「孔雀の間」はちょうど半分ずつ。東京での展示部分に描かれた孔雀は一羽なのに対し、京都展では二羽なので「おトク」、なんて冗談はさてお...