究極の美学―日本画の「粋」がここに!
重要文化財《鹿苑寺大書院障壁画》五十面一挙公開!
「若冲と応挙」 京都・相国寺承天閣美術館にて開催!
18世紀の京都では、多くの絵師たちが手腕をふるいましたが、なかでも、独創的で大胆な絵画表現で天才絵師ともいわれた伊藤若冲(1716~1800)と、写生を重視し、伝統的な日本画「円山派」の開祖である円山応挙(1733 ~95)は、今なお、人々を魅了する人気の絵師です。
若冲は、琳派絵画に見られる四季折々の植物の美しさを細密に描き、鶏や鶴、犬、虎、昆虫などを大胆奇抜に用いました。独特の画面構成、絵画技法を駆使した、斬新な「若冲ワールド」は、まさに「超絶技巧」。見る人すべてを惹きつけ、感動させます。
また、応挙は、常に懐中に写生帖を忍ばせ、写生を重視していたことが特徴で、写生の技術を基礎とし、...