北島博士のおもしろ映画講座 第28回
絶賛公開中『笑う招き猫』を観た!
「笑う招き猫」
売れない若手女漫才コンビの奮闘記をコミカルに描いた笑いあり、涙ありの作品。
2003年に第16回小説すばる新人賞を得た山本幸久の小説を映画化したもので、飯塚健が脚色し監督している。
「出会って7年、コンビ組んで5年、28の女二人でどうにかやっています」と語るのは、アカコとヒトミという漫才コンビ。
舞台に出ると、両手を招き猫風にして「おねがいしニャーす」とやるのが決まり手だ。
二人は大学で知り合い、罰ゲームとして学園祭で漫才をやらされたことが、この道に進むきっかけとなった。卒業後、ヒトミは就職、アカコは家事手伝いの道を歩むが、亡母の収集した千個以上の招き猫(一つ5百円)を売...