Statement from Galleries
Focusing on an new generation in Tokyo 2019
-画廊からの発言- 新世代への視点2019
アーサー・C・ダントーはアートを「うつつの夢(wakefuldream)」と定義する。
アートによって誰もが、どこでも夢を見ることが可能と言う。通常、夢を見る時はベッドの上で目を閉じた状態をさすが、「うつつの夢」とは目覚めた状態で見ることの出来る夢であり、アートはこうした意味において目を閉じることなく「見る夢」である。
アートには命がある。通常、作品は1週間か2週間、あるいは1ケ月で展示を終えることが多い。美術館にコレクションされるか、誰かにコレクションされなければこれらの作品の殆どはアーティストのスタジオか倉庫で眠りにつき、時間とともに輝きを失い忘れられていく。アーティストたちが丹精を...