映画作家舩橋淳の「社会の24フレーム」連載 第8回
FRAME #8:まだ見ぬ映画言語のためのアプローチ論(4)
―Authentic Will (真なる意志)―
【ガザにおけるジェノサイド、ロシアによるウクライナ侵攻が一刻も早く停戦となることを願う。】
(前回より続き)
人間は、本音と建て前がある。
さらに、建て前は何層にも分かれており、本音も何層に分かれている。
人は、仕事場、家庭、友人たちどうしの集いなど異なるシチュエーションで、人格を無意識下でスライドさせチャンネル切り替えをしており、どれが本当の自分なのか、どれが社会的な建て前なのか、建て前⑴なのか、建て前⑵なのか、、、「本音はこれだ」と自分が意識していたことが、実はそうではなくもっと違う本音が腹の底にあったことを何かの機会で気づかされたり。。。人は、社会環境の中で揺れ動き変化し続ける生き...