普段気づかれない存在にふっと光を照らすのが映画の力
舩橋淳最新作「過去負う者」大阪アジアン映画祭 舞台挨拶レポート
3月10日〜19日まで開催された大阪アジアン映画祭。
同インディフォーラム部門で、舩橋淳監督の最新作「過去負う者」のワールドプレミア上映が行われた。
坂本龍一が音楽を手掛け、福島原発事故を描いた『フタバから遠く離れて』(2012)がベルリンで初披露後世界40カ国以上で公開。日韓合作メロドラマ『桜並木の満開の下に』(2013)でベルリン国際映画祭へ5作連続招待の快挙を果たし、前作「ある職場」では実在のセクハラ事件を劇映画化するなど、ドキュメンタリーから劇映画まで境なく挑み続ける舩橋淳監督。
今回、実在する受刑者向け就職情報誌の活動にヒントを得て作られたドキュ・フィクションとして「過去負う者...