特別展「藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会」
兵庫県立美術館にて6月14日より開催!
― 時代に翻弄された日系画家の異国での成功と苦悩 ―
(カバー画像)兵庫県立美術館 特別展「藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会」内覧会にて撮影 photo by © cinefil
藤田嗣治(ふじた つぐはる)(1886-1968)は、東京美術学校卒業後、フランスに渡り、1920年代、「素晴らしき乳白色の下地」と称賛された独自の画風によって、エコール・ド・パリの寵児としてフランスでの名声を確立しました。
一方、藤田より3歳年下の国吉康雄(くによし やすお)(1889-1953)は16歳で労働移民として渡米、画才を認められて研鑽を積み、アメリカ具象絵画を代表する画家としての地位を築きあげました。
奇しくも海外に渡った二...