美しき美術革命 「ラファエル前派の軌跡」展
英国を代表する美術評論家ジョン・ラスキンの生誕200年を記念する「ラファエル前派の軌跡」展が東京展でも人気を博し、引き続き、久留米市美術館で6月20日(木)から9月8日(日)まで開催されます。
ラスキンは19世紀の英国最大の美術評論家で、生涯を通じてターナーを評価し、自然に忠実に素描することの重要性を説き、全5巻からなる『現代画家論(Modern Painters)』を著しました。
19世紀ヴィクトリア朝の英国では盛期ルネサンスの巨匠・ラファエロの芸術を理想とする古典主義が権威を振るっていましたが、これに反対する若い画学生たち、ロセッティや、ミレイ、ハントなどが、ラファエロ以前の、絵画が...