究極の美学
― フェルメールの描く光に包まれた神秘の世界 ―
芸術の秋たけなわ、今回はその作品の希少性と、光の表現の美しさで今なお、世界から脚光を浴びるフェルメールの美術展をご紹介致します。
本展は、上野の森美術館と大阪市立美術館で2018年から2019年にかけて開催され、「光の魔術師」ともいわれるオランダの画家、ヨハネス・フェルメールの傑作が東京展では9点(一部展示替えあり)、大阪展では6点展示されます。
その中には皆様も一度は目にされたことのある《牛乳を注ぐ女》も含まれています。
フェルメールはオランダの最も偉大な画家の一人で、日常生活の中の何気ないワンシーンを、光と影の技法を見事に用い、静寂の中、穏やかな光に包まれた世界を描いています。
精密...