北島博士の映画おもしろ講座番外編『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』ラース・クラウメ監督インタビュー
戦後ドイツの未来を憂えて正義と信念を貫いた孤高の検事フリッツ・バウアーの心揺さぶる物語
『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』が1月7日から公開された。
来日したラース・クラウメ監督に、シネフィルを含む三者合同インタビューをすることができた。
以下の文章は私の質問だけでなく、同席したPOUCH、女子SPA!の質問への答えも合わせて構成してあることをお断りしておく。
アイヒマンといっても、今の若い世代の人にはなじみが薄いだろうが、ナチ・ドイツにあって、ユダヤ人の強制収容の運営に当たった幹部将校であり、戦後は行方が分からなくなっていた。アルゼンチンに隠棲しているところを発見され、6...