日本の粋 ― 風情ある団扇や扇子、扇絵、美人画など一堂に!
「ふぁん・ファン・FUN 〜扇子いいね」京都・嵯峨嵐山文華館にて開催中!
暑い日本の夏。8世紀初頭に中国より伝来したとされる団扇(うちわ)は、涼をとるほか虫や邪気を払う道具として使われました。
一方、平安時代に団扇を改良してつくられた扇子(せんす)は、涼をとる実用的な役割の他に、神事や祭礼の道具として茶事や舞などにも用いられ、日本文化と深く関わってきました。美しい絵柄が描かれた扇子は、品格や女性らしさなどを表現するモチーフとして、しばしば絵画の中にも登場します。
このたび、京都の嵯峨嵐山文華館では、団扇や扇子が描かれた日本画作品とともに、主に江戸時代から現代にかけてつくられた様々な扇を展示する「ふぁん・ファン・FUN 〜扇子いいね」が2023年10月9日まで開...