『ヘヴンズ ストーリー』『64‐ロクヨン‐』瀬々敬久監督がつげ忠男の原作を映画化『なりゆきな魂、』予告
つげ忠男の長年のファンだったという瀬々敬久が『ヘヴンズ ストーリー』(2010)、『64‐ロクヨン‐前編/後編』(2016)に引き続き、今回も「人が生きていく」という意味を問いかける……。
原作者つげ忠男は、兄・つげ義春の影響で漫画を書き始め、沈黙の時代をはさみながら断続的に作品を発表している孤高の漫画家。
本作は『成り行き』(ワイズ出版刊)から、釣りに出かけ、偶然男女の争いに巻き込まれ、衝動的に殺人を犯しまう老人たちを描いた「成り行き」、花見で偶然の出会いから殺し合いにまで発展してしまう男女の惨劇を凝視する初老の男「夜桜修羅」、戦後間もない頃のバラックで暴れる無頼漢サブの愛と別れ「懐か...