夜の葉〜映画をめぐる雑感〜 #25『さとこはいつも』と長谷正人『ベンヤミンの映画俳優論──複製芸術論文を読み直す』
……映画においては、俳優とスタッフたちは、そうした個々の人間関係の社会的制約からは自由に、どんな観客であってもうっとりできるような普遍性を帯びた「愛の告白」はどんなものなのかを、スタジオという人工的な空間のなかで何種類にもわたってテストしてみることができる。つまりそれは、社会的存在としての個々の人間の制約を超えた、「愛の告白」という人類の身振りの「比類のない」可能性を、実験室で科学的に実験するような行為だと言えるかもしれない(繰り返し効果をテストできるという意味で「第二の技術」的なのだ)。
──長谷正人『ベンヤミンの映画俳優論──複製芸術論文を読み直す』
号泣している自分を自分で撮る人
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