あやしい絵展 — 絵の奥にある真実 —
魅惑的なあやしい視線 東京国立近代美術館にて好評開催中!
(カバー画像) 上村松園《焰》大正7(1918)年、東京国立博物館、東京展のみ、3月23日~4月4日 展示
東京国立近代美術館において3月23日より「あやしい絵展」が開催されています。 「あやしい」という言葉には「妖しい」「怪しい」「奇しい」などいろいろな文字を当てはめることができますが、「あやしい絵」とは一体、どのようなものなのでしょうか?
明治期、あらゆる分野において西洋から知識、技術などがもたらされる中、美術も西洋からの刺激を受けて、新たな時代にふさわしいものへと変化していきました。
このような状況のもとで生み出されたさまざまな作品の中には、退廃的、妖艶、グロテスク、エロティックと...