自然を見つめ、鮮やかに切り取る
「没後50年 福田平八郎」
代表作《漣》、《竹》、《雨》など120件以上が集結!
自然を細部まで観察し、独自の手法により描きだす福田平八郎の描く世界は、今なお、見る人に新鮮な驚きを与えます。
このたび、福田平八郎(1892-1974)の没後50年を記念し、大阪中之島美術館では、大規模な回顧展「没後50年 福田平八郎」が開催されます。
大分市に生まれ、大正から昭和にかけて京都で活躍した平八郎は、近代日本画の新境地を拓いたとされる《漣(さざなみ)》(重要文化財、大阪中之島美術館蔵)をはじめ、色や形、視点や構成に工夫を凝らした数々の作品を発表しました。
平八郎は自身の制作を「写実を基本にした装飾画」と説明しています。
関西で17年ぶりの回顧展となる本展では、《漣》や《竹》(...