西島秀俊主演、村上春樹の短編を映画化した濱口竜介監督最新作『ドライブ・マイ・カー』がこの度第94回アカデミー賞の作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門へのノミネートが決定いたしました。
これにより、もともとノミネートは硬いとされていた国際長編映画賞には2018年の是枝裕和監督の『万引き家族』以来4年ぶりのノミネートとなると同時に、監督賞は、日本人監督としては、1965年の勅使河原宏監督『砂の女』1985年の黒澤明 『乱』以来の3人目、36年ぶりのノミネートとなります。また、大江崇允とともにノミネートされた脚色賞、そして作品賞ともに日本作品として史上初のノミネートとなる快挙となりました!
アカデミー賞作品賞、国際長編映画賞『ドライブ・マイ・カー』と監督賞(濱口竜介)、脚色賞(濱口竜介・大江崇允)と争うノミネート作品は以下の通り
作品賞候補作品
『ベルファスト』
『コーダ あいのうた』
『ドント・ルック・アップ』
『DUNE/デューン 砂の惑星』
『ドリームプラン』
『リコリス・ピザ』
『ナイトメア・アリー』
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
『ウエスト・サイド・ストーリー』
監督賞候補
ケネス・ブラナー『ベルファスト』
ポール・トーマス・アンダーソン『リコリス・ピザ』
ジェーン・カンピオン『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
スティーヴン・スピルバーグ『ウエスト・サイド・ストーリー』
脚色賞候補
シアン・ヘダー『コーダ あいのうた』
ジェーン・カンピオン『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
ジョン・スペイツ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、エリック・ロス『DUNE/デューン 砂の惑星』
マギー・ギレンホール『ロスト・ドーター』
国際長編映画賞
『ブータン 山の教室』(ブータン)
『 Flee』(デンマーク)
『The Hand of God』(イタリア)
『The Worst Person in the World』(ノルウェー)
などが並び、3月27日(日)にアカデミー賞受賞式にて結果が発表されます。
映画『ドライブ・マイ・カー』予告
『ドライブ・マイ・カー』
妻との記憶が刻まれた車。孤独な二人が辿りつく場所――。
俳優であり演出家の家福は、愛する妻と満ち足りた日々を送っていた。しかし、妻は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう。2年後、演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。行き場のない喪失を抱えて生きる家福は、みさきと過ごすなかであることに気づかされていく――。原作は、村上春樹による珠玉の同名短編小説。この作品に惚れ込み映画化を熱望、自ら脚本も手掛けるのは、いま世界が最も熱い注目を寄せる気鋭・濱口竜介監督。カンヌ映画祭コンペティション部門に選出『寝ても覚めても』、ベルリン映画祭で銀熊賞受賞を果たした短編集『偶然と想像』、脚本を手掛けた『スパイの妻』がヴェネチア映画祭銀獅子賞に輝くなど、国際的な舞台でその名を轟かせてきた。 主演を務めるのは日本映画界に欠かせない名優、西島秀俊。みさきを三浦透子が演じるほか、岡田将生、霧島れいか、と実力派俳優陣が集結した。
西島秀俊
三浦透子 霧島れいか
パク・ユリム ジン・デヨン ソニア・ユアン
ペリー・ディゾン アン・フィテ 安部聡子
岡田将生
原作:村上春樹 「ドライブ・マイ・カー」 (短編小説集「女のいない男たち」所収/文春文庫刊)
監督:濱口竜介 脚本:濱口竜介 大江崇允 音楽:石橋英子
製作:『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント、ビターズ・エンド
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:ビターズ・エンド
©2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2021/日本/1.85:1/179分/PG-12