アッバス・キアロスタミやウォン・カーウァイも、その才能に惚れ込み高く評価し、作家としても高い実績をもつ、チベット映画の先駆者ペマ・ツェテン監督の待望の劇場初公開作となる『羊飼いと風船』が1月22日(金)にシネスイッチ銀座ほか全国順次公開となります。
第76回ヴェネチア国際映画祭Sfera 1932 Award スペシャルメンション
第20回 東京フィルメックス 最優秀作品賞
第23回上海国際映画祭 最優秀監督賞/最優秀脚本賞
この度、本編冒頭映像を公開されました。
チベットの空、羊たち、家族の姿からチベットの空気が感じられる映像にご注目ください。
チベットの空気が感じられる冒頭映像公開!
この度公開された映像は、悪戯好きの子供たちが膨らませた風船からのぞいたチベットの空、羊、そして家族の姿からはじまる本編冒頭のシーン。
ガタが来ているバイクで帰宅した父に、馬がバイクに代わった時代の変化を憂う祖父。そこへ、いびつな形に膨らんだ風船を持った子どもたちが2人の元へ。すると突然父は怒り、風船を割ってしまう。果たして風船の正体とは...。
映像では、果てしない雲、草原、山々といったチベットの大自然を背景に、家族の行く末に繋がる親子の小さな諍いが描かれており、大自然で暮らす家族の姿から、チベットの空気が感じられる映像となっている。
『羊飼いと風船』冒頭映像
STORY
神秘の地・チベットの大草原。牧畜をしながら暮らす、祖父・若夫婦・3人の息子の三世代の家族。昔ながらの素朴で穏やかな生活をしていたが、チベットに暮らす牧畜民の家族。近代化は進み、中国の一人っ子政策の波が静かに押し寄せていた。 そんなある日、母ドルカルの妊娠が発覚する。葛藤の末、彼女が選んだ道とは?信仰との向き合い方、牧畜民として生きる厳しさ、伝統的な役割を強いられてきた女性たちの選択—— それぞれの想いは交錯し、チベットの空に浮遊していく。
監督・脚本:ペマ・ツェテン
出演:ソナム・ワンモ、ジンバ、ヤンシクツォ
配給:ビターズ・エンド 英題:BALLOON 原題:気球 2019年/中国/102分/チベット語/ビスタ
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