現地時間12日、第77回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門の授賞式が開催され、最高賞となる金獅子賞には、『ノマドランド』。
2度のオスカーに輝く名優フランシス・マクドーマンドが、主演として、またプロデューサーとしても参加した、実在のノマドたちとともに見つめる今を生きる希望を、広大な西部の自然の中で探し求めるロードムービー。
監督は、注目の新鋭監督クロエ・ジャオ。
そして、蒼井優が主演、高橋一生が共演した黒沢清監督『スパイの妻』が銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した。
黒沢清監督はヴェネチア国際映画祭でのコンペティションは初参加であり、日本人監督として同賞の獲得は第60回の『座頭市』で受賞した北野武監督以来17年ぶりの快挙となる。
同じく銀獅子賞の審査員特別賞にはメキシコの『父の秘密』『母という名の女』などのミシェル・フランコ監督の『NUEVO ORDEN (NEW ORDER)』が受賞している。
受賞式発表!受賞の喜びを語る黒沢清監督動画!
#Venezia77. Il Leone d'Argento per la regia va a #KiyoshiKurosawa per Spy no Tsuma (Wife of a Spy). @la_Biennale pic.twitter.com/Hebwzt4bG6
— Rai Movie (@raimovie) September 12, 2020