1969 年にイタリアで実際に起きたカラヴァッジョの名画「キリスト降誕」盗難事件。『ローマに消えた男』『修道士は沈黙する』のイタリアの名匠ロベルト・アンドー監督が、半世紀に渡り未解決の事件の謎に迫った極上のサスペンス『盗まれたカラヴァッジョ』が、2020 年1月17日より YEBISU GARDEN CINEMA を皮切りに全国順次公開となります。
“名画「キリスト降誕」盗難事件の謎に迫る極上のサスペンス”
映画製作会社の秘書ヴァレリアは、人気脚本家アレッサンドロのゴーストライターでもある。
ある時引退した捜査官と名乗るラックという謎の男が、1969年に世界を震撼させたマフィアによるカラヴァッジョの名画「キリスト降誕」盗難事件を映画化するように ヴァレリアに助言する。
ヴァレリアがプロットにまとめると、映画会社は傑作だと興奮し、 瞬く間に映画化が決定するが、アレッサンドロが何者かに誘拐され昏睡状態で発見される。映画の内容を嗅ぎつけたマフィアが動き始めたのだ。ヴァレリアはラックの情報を元にミスターXとしてシナリオを書き進める。マフィアがミスターXの正体を探る中、映画の制作は進んでいく。果たしてラックの正体は?ついに半世紀に渡る盗難事件は解決するのか?
オペラ、舞台の演出家としても活躍するロベルト・アンドーが、自身の出身地でもあるパレルモで
1969年に起きた、今も未解決の事件を大胆に推理し映画化。監督が「この作品は映画そのものについての映画だ」と語る本作は、2018年ヴェネツィア国際映画祭で絶賛され、イタリア映画記者協会賞で脚本賞を始めとする3部問にノミネートされた。今年のG.Wに東京で開催されたイタリア映画祭
2019では、前売券が最速で売り切れとなった。アメリカの大手映画批評サイトのロッテントマトで驚異の満足度100%を記録し、話題となった危険で豪華な極上のサスペンス。
監督・原案・脚本:ロベルト・アンドー
出演:ミカエラ・ラマッツォティ、アレッサンドロ・ガスマン、イエジー・スコリモフスキ
2018年/イタリア=フランス/イタリア語・英語/110分/カラー/
原題:Una Storia Senza Nome /PG12