「ショーケン」の愛称で親しまれた、歌手、俳優の萩原健一さんが26日午前10時30分、消化管間質腫瘍のため東京都内の病院で死去していたことが28日発表されました。68歳。
以下、
萩原健一さんの死去を伝えるニュース映像
ショーケンといえば、俳優としてTVドラマ「傷だらけの天使」「前略おふくろ様」などで、日本中の人々にも愛されてきましたが、個性派俳優としての活躍は、映画界でも多くの記憶に残る作品に出演しています。
映画では、1972年斉藤耕一監督の『約束』での岸惠子との共演で高い評価を得て、その後神代辰巳監督の『青春の蹉跌』でキネマ旬報の最優秀主演男優賞を受賞。
神代辰巳監督とは、『もどり川』『恋文』など名コンビとして、多くの傑作を残しているほか、黒澤明、市川崑、篠田正浩、野村芳太郎、鈴木清順、深作欣二などの巨匠、名匠などの数多くの作品で主演や重要な役で出演。
1990年以降、俳優業をメインに活動を行うようになり。サントリーモルツなど記憶に残るCMの出演や、山口智子、室井滋と共演した「居酒屋ゆうれい」(1994年/報知映画賞・高崎映画祭主演男優賞)などにも出演し、2000年代に入ってからも5年ぶりの映画出演となった2009年の『TAJOMARU』でも日本映画批評家大賞で審査員特別男優賞を受賞するなど、映画界での存在も大きなものでした。
R.I.P
以下、ポスター、予告などをあった作品をまとめて紹介いたします。
約束(1972年)監督:斉藤耕一
予告
股旅(1973年)監督:市川崑
化石の森(1973年)監督:篠田正浩
青春の蹉跌(1974年)監督:神代辰巳
もどり川(1983年)監督:神代辰巳
予告
カポネ大いに泣く(1985年)監督:鈴木清順
離婚しない女(1986年)監督:神代辰巳
予告
竜馬を斬った男(1987年)監督:山下耕作
予告
いつかギラギラする日(1992年)監督:深作欣二
予告
そして、ショーケンといえばやはり、この『傷だらけの天使』