現地時間で11月24日~12月2日まで開催されたポルト・ポスト・ドック国際映画祭で、インターナショナルコンペティション部門に出品された『月夜釜合戦』が日本人初のグランプリを獲得した!

画像: ポルト・ポスト・ドック国際映画祭

ポルト・ポスト・ドック国際映画祭

同映画祭は、ポルトガルの映画監督マノエル・ド・オリヴェイラの生まれ育った町・ポルトで5回目の開催ながら、先鋭的なプログラムで、いまヨーロッパの映画批評家たちから最も注目を集めている。

大阪・西成でオールロケ、16mmフィルムで撮影、完成まで5年。

再開発に揺れる釜ヶ崎を舞台に繰り広げられる
嘘と真(フィクションとリアル)の大混戦人情喜劇『月夜釜合戦』―

大阪・西成を舞台に、泥棒、娼婦、ヤクザ、日雇い労働者、活動家らクセの強い面々が、訳ありの“釜”を巡って争奪戦を繰り広げるというドタバタ喜劇の躍動に観客は釘づけ!

画像1: ©映画「月夜釜合戦」製作委員会

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©映画「月夜釜合戦」製作委員会

画像3: ©映画「月夜釜合戦」製作委員会

©映画「月夜釜合戦」製作委員会

公式上映は、ポルトガルを代表する日刊紙「Expresso」紙で絶賛されるなど高評価を得た。
「社会の周縁へ追われる人々への共感。日本映画の体制批判の伝統を継承するその方法。この二つを理由に『月夜釜合戦』にグランプリを授与します。人々の厳しい生活の現実をもとにつくられた明朗喜劇であるこの作品は、「共生」そして「寛容」という共同体の他ならぬ意味を見出し、賛辞を送っているのです。」という受賞理由をうけて、佐藤零郎監督は「この喜びを釜ヶ崎の人達、そしてスタッフと分かち合いたいと思います。『月夜釜合戦』で描いた世界は、いまあらゆる都市で起きている事だと思います。この経験を糧に、この映画を世界各都市で上映すること、さらには次回作へと進みたいと思います。」とコメントした。

佐藤零郎監督

画像4: ©映画「月夜釜合戦」製作委員会

©映画「月夜釜合戦」製作委員会

ポルト・ポスト・ドック国際映画祭での受賞に先立ち、フランスで開催されたベルフォール国際映画祭でも好評を博した本作は、2019年春に東京での公開を予定している。

監督・脚本:佐藤零郎 
出演:太田直里 川瀬陽太 渋川清彦 門戸紡 西山真来 足立正生
ほか

2018年/日本/カラー/16mmフィルム/115分
©映画「月夜釜合戦」製作委員会

2019年春 ユーロスペースにて16mmフィルムで公開予定!!

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