ナチスの悪夢的史実と現代の難民問題を、驚くべき発想で重ね合わせた野心作！他人の人生を手に入れ、新たな未来へ乗り換えた男の運命ー『未来を乗り換えた男』

2018-10-19

未来を乗り換えた男クリスティアン・ぺッツォルトフランツ・ロゴフスキパウラ・べーア

クリスティアン・ぺッツォルト監督最新作
『未来を乗り換えた男』
（2019年1月12日（土）よりヒューマントラストシネマ有楽町、
新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開）
の予告編映像が完成しました！　

ナチスによる悪夢的史実と現代の難民問題を
驚くべき発想で重ね合わせた野心作!

べルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『東ベルリンから来た女』
や『あの日のように抱きしめて』など、
歴史に翻弄された人々の数奇な運命を描き、
ドイツを代表する名匠となったクリスティアン・ぺッツォルト監督。
作家アンナ・ゼーガースが1942年に亡命先
のマルセイユで執筆した小説「トランジット」を、
現代に置き換え映画化した。

ユダヤ人がナチスの理不尽な迫害を受けた戦時中の悲劇と、
祖国を追われた難民をめぐる問題が深刻化している今の状況を重ね
合わせるという大胆な試みを実践した野心作。
私たちが今観るべき物語が誕生した。

　別人に成りすますことで新たな未来へ乗り換えようとする元レジス
タンスの青年と、夫を捨てた過去に縛られている謎めいた美女。
船による国外出航のタイムリミットが迫りくるなか、
運命の悪戯でめぐり合った男女の危うい恋の行方をサスペンスフル
に描き出す。

主人公ゲオルクを演じるのは、ドイツ映画賞6部門を制した
『ヴィクトリア』、巨匠ミヒャエル・ハネケの『ハッピーエンド』
といった話題作に相次いで出演し、2018年ベルリン国際映画祭
にてシューティング・スター賞を受賞したフランツ・ロゴフスキ。
そしてファムファタール的なマリーには、フランソワ・
オゾン監督作品『婚約者の友人』にて、
セザール賞やヨーロッパ映画賞にノミネートされたパウラ・
べーアが扮している。

画像: © 2018 SCHRAMM FILM / NEON / ZDF / ARTE / ARTE France Cinéma — © 2018 SCHRAMM FILM / NEON / ZDF / ARTE / ARTE France Cinéma

今回解禁となる予告編映像は、
ドイツ軍の侵攻が近づく現代のパリを舞台に始まる。
とある人物から手紙を託された主人公ゲオルクが大使館に出向くと
、手紙を書いた本人であると勘違いされ、
思いがけず他人の人生を手に入れてしまうーーという衝撃の展開が
描かれる。新たな未来へ乗り換えたゲオルクの運命は、
そして現れる謎の美女の正体とは？　
「移民と亡命、幾重にも仕掛けられたサスペンス！」（ヴァラエティ）、
「美しく深い繊細さ、大いなる収穫！」（ポシティフ）
と世界中で絶賛された本作、注目です！