認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭は、来年2019年開催予定の山形国際ドキュメンタリー 映画祭 2019(以下、YIDFF 2019)に関して、開催日程を下記のとおり正式決定いたしました。
YIDFF は、山形市で開催されるドキュメンタリー映画に焦点を当てた国際的な映画祭として、1989年より隔年開催を続け、来年で30周年を迎えます。

ドキュメンタリー映画のみならず、映画そのものの魅力と多様性を提示し、映画を軸とした様々な価値観や表現が出会う場として、映画文化が持つ新たな可能性の開拓と山形の地域文化の発展に寄与することを目指しています。

山形国際ドキュメンタリー映画祭 2019
2019年 10月10日[木]~10月17日[木]【8日間】

最高賞のロバート&フランシス・フラハティ賞(大賞)と 小川紳介賞の受賞作品は、アカデミー賞へのエントリーが可能に!

認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭は、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデ ミーより、2018年6月27日付にて公認映画祭についてのメール通知を受け、これにより、今後インター ナショナル・コンペティションの大賞(ロバート&フランシス・フラハティ賞)と、アジア千波万波の 最高賞(小川紳介賞)に輝く2作品が、各年度のアカデミー賞に無条件でエントリーすることが可能に なりました。

これは、山形国際ドキュメンタリー映画祭に応募する作家とその作品にとって、世界展開に向けた新 たな可能性が拓けることを意味し、これまで以上に多くの作品が山形に集まってくることを期待されます。

アカデミー賞 【長編ドキュメンタリー映画部門 公認映画祭】

☆ベルリン映画祭、カンヌ映画祭、アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭など、28の国際映画祭が公認されている。

☆そのうちアジア(中東、オセアニア地域以外)から は、韓国のDMZドキュメンタリー映画祭、香港国際映画祭、台北金馬奨、インドのケララ国際ドキュメンタリー&短編映画祭、そして山形国際ドキュメンタリー映画祭の5つの国際映画祭が公認となっている。

☆日本の映画祭では他に、短編映画部門に2つの映画祭が公認されている。
(広島国際アニメーション フェスティバル、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア)

長編ドキュメンタリー映画部門 エントリー条件
・劇場公開済み
・完成から2年以内の作品 ・LAまたはNYの劇場で連続7日間以上有料上映された作品
↓ あるいは「公認映画祭」で大賞を受賞した作品または外国語映画賞にその国の公式出品作品として選ばれ、応募された作品
この条件を満たせばエントリーが可能となる。
(注:「ノミネート」ではない)

☆2018年度該当作品(エントリー済)
YIDFF 2017より
●ロバート&フランシス・フラハティ賞
『オラとニコデムの家』
 監督:アンナ・ザメツカ (劇場公開タイトル:『祝福~オラとニコデムの家』
●小川紳介賞 『乱世備忘̶僕らの雨傘運動』
 監督:陳梓桓

2018年9月1日より 山形国際ドキュメンタリー映画祭 2019 作品募集がスタート

山形国際ドキュメンタリー映画祭は、来年の山形国際ドキュメンタリー映画祭 2019 (以下、YIDFF 2019) 開催に向け、メインプログラムとなる2つのコンペティション部門について、 2018年9月1日より作品募集が開始されます。

募集するのは、世界の最新長編ドキュメンタリーを対象としたインターナショナル・コンペティショ ンと、長短編問わずアジア圏の新進作家および作品を対象としたアジア千波万波の2部門。
前回2017年の開催では、2部門合わせて128の国と地域から1,791作品の応募があり、その中から選考の結果、インターナショナル・コンペティションでは15作品、アジア千波万波では21作品が上映されました。

【山形国際ドキュメンタリー映画祭 2019 作品募集】
インターナショナル・コンペティション
2018年9月1日より募集開始 第一次応募締切:2018年10月31日まで完成の作品=2018年12月15日まで(消印有効)
第二次応募締切:2018年11月1日以降完成の作品 =2019年4月15日まで(消印有効)
アジア千波万波
2018年9月1日より募集開始 応募締切:2019年5月15日まで(消印有効)


YIDFF 2019 ティーザーポスターデザイン決定!

画像: YIDFF 2019 ティーザーポスターデザイン決定!

ポスターのデザインについては、東北芸術工科大学の3年生有志20人が制作に取り組み、そのうち の10作品について映画祭事務局と当法人理事によって審査を行った結果、グラフィックデザイン学科3 年の安部結(あべ ゆい)さんの作品に決定いたしました。
このデザインはポスターの他、ポストカード や公式サイトなどでも使用されます。

【安部結さんによるデザインコンセプト】

ポスターのテーマは「人々の生活を 映し出す」です。

ドキュメンタリー映画は、役者が決まっている劇映画に比べて、映画の主題に関わる多くの無名の人々が登場します。そこには予想できない瞬間や、 人々の繋がりがあります。ありのままを写すからこそ見えてくる日常。一本の映画の中に多くの人が参加して、作り上げられるのがドキュメンタリー 映画の魅力だと思います。

わたしは、この階段が映画のフィルムのように見えました。そしてそこを通っていく人々の姿がまさに、映画へ人々の日常が撮り込まれている様子に重なりました。人々が生活していて、それが自然とドキュメンタリー映画の一部になっていく様子を表現するために、はっきり人がいる、のではなく人の気配がするように気をつけながら制作しました。

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