2015年、長編映画監督デビュー作となる『サウルの息子』が第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門でグランプリを獲得し、続けてハンガリー映画としては史上初めてとなるゴールデングローブ賞外国語映画賞受賞、さらにはアカデミー賞でも外国語映画賞を受賞し世界の映画界で一躍名を馳せたハンガリーのネメシュ・ラースロー監督。
待望の第2作となる『Sunset(Napszállta)』がこの度ヴェネツィア国際映画祭のコンペ部門でワールドプレミアされ、続けてトロント映画祭で上映されることとなりました。
そして、『Sunset(Napszállta)』初のティーザーが発表されました。
物語は1913年のブダペストを舞台。
主人公は、亡き両親の経営していた伝説の帽子店で働くことを熱望した若い女性Leiter Iris。
しかし彼女は、その帽子店の新しいオーナーに夢を断たれます。
そんなある日、見知らぬ人がアイリスを探し出し、兄の居場所を尋ねてきます。
それによって、自分の過去を振り返り、兄への探求を初めていくといつしか街の迷宮にはまっていき、伝説の帽子店は、その背後には最も暗い秘密があったことがわかっていく---というような内容で、今回発表されたティーザーでは哀愁あるダンスシーンからスタートしています。
出演はJakab Juli, Vlad Ivanovなど。
『Sunset(Napszállta)』初海外ティーザー
1977年生まれのネメシュ・ラースロー監督ですが、好きな映画監督としては、ミケランジェロ・アントニオーニ、アンドレイ・タルコフスキー、イングマール・ベルイマン、テレンス・マリック、スタンリー・キューブリックなどの名前をを挙げていますが、今回の作品ではより古いF・W・ムルナウの以下のサイレント作品なども参考にしたそうです。