3月にパリで開催された40th "Cinéma du réel" International Documentary Film Festivalに続いて同じくパリのジュ・ド・ポーム国立美術館において小川紳介のレトロスペクティヴが開催されることがわかった。

小川紳介は新東京国際空港の建設に反対する農民運動「三里塚闘争」を1966年から1977年まで追いかけた「三里塚シリーズ」をはじめ、スタッフとともに山形県上山市に移住して農業を営みながら、製作された『ニッポン国古屋敷村』(1982年)ではベルリン映画祭国際批評家連盟賞受賞し、世界にその名が知らしめた日本を代表するドキュメンタリー映画監督。
また、今では世界的なドキュメンタリーの映画祭となっている山形国際ドキュメンタリー映画祭創設の提唱者でもあった。

1992年に56歳で亡くなった後も、世界各地で上映が行われると同時に、その評価が高まっている。
今回のジュ・ド・ポーム国立美術館で開催されるレトロスペクティヴはプログラマーRicardo Matos Cabo氏により12本の小川の製作した映画とその継承者となる小川プロの作品も含めた本格的な回顧となり、日本のドキュメンタリーの研究をするMarkus Nornes教授により小川の作品が解読される。

下記は、2016年にイギリス・ロンドンの現代芸術複合センターICAで開催された本格的な回顧上映の予告動画となる。

画像: Ogawa Shinsuke and Ogawa Pro: Collective filmmaking and the culture of dissidence Trailer /// ICA youtu.be

Ogawa Shinsuke and Ogawa Pro: Collective filmmaking and the culture of dissidence Trailer /// ICA

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