2017年夏に海外で公開される映画の中で、最も気になる大作映画はやはり、このリュック・ベッソン監督の『VALERIAN 』でしょう。
海外で、この度リュック・ベッソン監督自ら語った、メイキング映像が公開されました。
徐々に解禁されている映像ですが、なんといってもその宇宙を描いた世界観は、独特の色彩でカルフルに演出されており、今までの宇宙を描いた映画とは、一線を画すスペースファンタジーとなっているみたいです。
今回、リュック・ベッソン監督は自ら脚本と製作も手がけ、1997年の『フィフス・エレメント』以来のSF大作となり、総予算も200億を超えた大作といわれていますが、実際、解禁された映像を見ると、その、本気度は伝わってきます。
舞台は2770年の宇宙。時空を超えたタイムトラベルを駆使する2人の特別工作員、ヴァレリアンとロールリンヌが宇宙の敵を相手に地球を守るべく闘うと言うストーリーです。原作は、あの『スター・ウォーズ』に影響を与えたという世界でベストセラーとなったフランスのジャン=クロード・メジエール&ピエール・クリスタンによるSFコミック『Valerian and Laureline』。
主演は、『アメイジング・スパイダーマン2』などのデイン・デハーンとトップモデルとしても活躍していた、カーラ・デルヴィーニュ。その他、クライヴ・オーウェン、イーサン・ホーク、そしてあのリアーナも映画出演しています。
テーマ曲に使われているのがビートルズの名曲『ビコーズ』で、これが予告でも流れますが、その雰囲気がまたとてもいい感じなんです。
今年のエンタメ大作の中では、注目すべき作品です。
2017年7月に全米で公開スタートします!
メイキング映像とリュック・ベッソン監督のインタビューそして、新予告
今までに、発表された予告やフッテージ
この映画の製作に関しては、宇宙船SKYJETの設計などを手がけた「Lexus」をはじめ多くの企業がパートナーとして参加しています。
その中でも欧州を本拠とする世界有数の金融グループ「BNPパリバ」が1000万ユーロを提供しパートナーとして参加していることが日本のBNPパリバの公式ページにも記載されていました。
また、その中でリュック・ベッソン監督は、下記のようなコメントも寄せています。
「Valerianはこれまで私が制作した映画の中で、最も大掛かりな映画になります。BNPパリバは信頼のおける理想的なパートナーです。BNPパリバは映画界の挑戦をとてもよく理解しており、私の壮大なプロジェクトをサポートしてくれます。何より、世界中の映画ファンに、私の世界を披露できることを楽しみにしています。ソーシャルメディアなども活用して、映画ファンのために多くの機会を作っていきたいと思っています」
やはり、これだけの超大作となると、金融機関まで巻き込まなければできないのでしょうが、日本ではまだまだ映画や文化への投資に関してのハードルは高いですよね。
このサイトによると、今までにもBNPパリバは下記のような映画への関わりを持っているとのこと。日本の銀行や金融もアートや映画にもっともっと関心を持ってもらいたいところです。
フランス映画の半数以上のファイナンス(直接的及び間接的)
年間100万枚の映画割引券
国際映画祭(9回)、フランスの映画祭(5回)、地域のイベント(28回)でパートナー契約
2つの映画館の支援、7つの映画の修復
病院で映画上映の企画推進をしているフランスの慈善団体Toiles Enchantéesの協力により、2014年に子供の入院患者21,000人が、病院で映画を鑑賞