嗚呼!銀幕の女神様♡

第2回『ヒメアノ〜ル』〜ありがとう「あざとい女子」!僕達を転がしてください!!〜

笑っていいともやSMAPがなくなるなんて思ったこともなかった渋江譲二です。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

世の中に無くならないものなんてないんですねぇ。。寂しい。


さて連載第2回です!
映画に登場する気になる女性キャラクターを取り上げるこの連載ですが、
今回のテーマは「あざとい女子」です。

「あざとい女子」は自分を可愛く見せることに長けています。
ゆえに同性はそれに敏感であざとい女子は嫌われやすいもの。

しかし我々男子はバカなのでそんなことは関係ないのです。バカだから。
可愛いものは可愛い!それでいいじゃない!!

そこで2016年、最もあざとかった女子を発見。

画像: 佐津川愛美さん演じるユカちゃん https://www.facebook.com/himeanole.movie/

佐津川愛美さん演じるユカちゃん
https://www.facebook.com/himeanole.movie/

2016年公開『ヒメアノ〜ル』監督:吉田恵輔

僕も大好きな漫画家さん、古谷実原作の実写化。
これは楽しみ!と映画館に駆け込んだわけですが、、
いや〜これが実に面白くて!!
原作に無かった描写やテイストも見事にハマり、最後の最後に主人公の一瞬だけ見える人間的な部分に感情移入し、不覚にも泣きそうになりました。
森田剛さんは好演、というより怪演です。すごいです。

ちなみに監督の吉田恵輔さん。
僕は前から大ファンで、特に「机のなかみ」「さんかく」が大好きで。
とにかくいつもヒロインのキャスティングがツボ。さらにそのヒロインの言動は僕を確実に的確に刺激するのだ。

断言できる。
絶対に好みと性癖が合う!!!(すみません)

吉田組に参加するのが僕の1つの目標です。


さて、そんなヒメアノ〜ルに登場するヒロインが佐津川愛美さん演じるユカちゃん。

佐津川さんは「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」のイメージがあったので、まさかこんな小動物のような可愛らしい女性だったとはつゆ知らず。
濱田岳さん演じる岡田くんを攻める「見た目はカワイイ女の子なのに積極的」という男からすると夢のようなキャラクターを魅力的に演じていらっしゃるわけです。


まず注目して欲しいのはファッション。

・横に流した女の子らしい三つ編み
・女子が被ると妙に可愛いニット帽
・女の子感満載ふわふわカーディガン
・清楚といえば膝丈スカート

どれを取っても男ウケファッションの見本!
月刊「男ウケ」の定番コーデである。


見た目がパーフェクトなユカちゃんですが、意外とビールなんて飲んじゃう大人な一面も。
しかしそこは必殺ジョッキ両手持ち!
まるで熱いスープをすするが如く、ビールさえもあざといアイテム変えてしまうユカちゃん。


そして1番の魅力は何と言っても実は肉食女子であること!

付き合い始めて食事中の2人↓

ユカちゃん「これからいろんな事岡田くんとしたいな」
岡田くん「え、それって例えばどこまでの枠組み?」
ユカちゃん「カラオケ行ったりとか遊園地行ったりとか!」
岡田くん「ああ、(残念)」
ユカちゃん「もしかして岡田くん、エッチな想像してた?」
岡田くん「いやいや!そういう不適切な枠組みとか、そんな(オロオロ)」
ユカちゃん「そっか。私は枠組みに入ってるよ?そういうこととか」
岡田くん「!!」

はい、一丁上がりです。
お見事。
童貞青年のオロオロタジタジを楽しみつつちょっとおちょくるような妙技。
岡田くんはあれよあれよとベッドまで誘導されるわけです。


もしかしたらユカちゃんは童貞好きなのかもしれません。

僕の知人に工業高校出身の超美人がいるのだけど(僕も工業出身だけど別の学校)、
数少ない女子生徒の中にそんな美人がいたら当然のごとく学園一のモテ女だったそうで。
数々のイケメン達が彼女を狙ったのだけど、彼女はそんなものには目もくれず。

なんと彼女はイケてない童貞の先輩ばかりを相手にし、数々の童貞卒業を見送ってきたのだという。

そんな羨ましい話があるものか!?
聞けばウブな年上の男をリードするのが楽しかったのだとか。
きっとその羨ましい元イケてない工業ボーイズは、その漫画のような出来事を最高の思い出として生き、もしかしたら人生を狂わされたのかもしれない・・・・。


ユカちゃんは意外とサバサバ女子でもある。
岡田くんからの、過去の男や経験の質問を包み隠さず答え岡田くんはショックを受ける。(ピュア男子にありがちな質問である)
そこを得意のごめんねゴロニャン攻撃で慰め、更に自分への興味を煽るのだ。
もう童貞扱いのプロフェッショナルである。
国家資格である。


ユカちゃんは本当は何も意識していないのかもしれない。
好きな物を着て、素直に人と接しているだけなのかもしれない。

しかしそれが天性。才能。
我々はそんな女子に転がされ、傷付き、成長し、成長したと思ったらまた転がされ、
そんなことを繰り返して大人になっていくのである。

そんな私ももう33。
前回お話した「童貞心」を持ち続ける男として、いまだあざとい女子に転がされまくることを夢見ています。
例え10代の女子にでも簡単に転がされるでしょう。

全国のあざとい女子の皆さんお願いです。

転がしてください。(ギャラは応相談)

画像: 『ヒメアノ~ル』予告編 youtu.be

『ヒメアノ~ル』予告編

youtu.be

作者 渋江譲二 近影

画像: 第2回『ヒメアノ〜ル』〜ありがとう「あざとい女子」!僕達を転がしてください!!〜

渋江譲二(しぶえ・じょうじ)
1983年3月15日生まれ。長野県出身。2003年にドラマ『美少女戦士セーラームーン』タキシード仮面役でデビュー。
主な出演作はEX『仮面ライダー響鬼』(2005)、TBS『砂時計』(2007)、NTV『ホタルノヒカリ』(2007)、映画『クロサワ映画』(2010)、『ふるさとがえり《主演》』(2011)など。2017年1月より放送のAbemaTV『特命係長 只野仁』へレギュラー出演が決定している。
公式ブログ『矛盾の男』http://yaplog.jp/shibue-jouji/
公式Twitter @shibue0315

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