東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門の8作品が決定した。
選ばれしこの8作品から、作品賞が競われる。
百円の恋の脚本家足立紳の初監督作品や『ディアー・ディアー』の菊池健雄の長編第二作。また東京国際映画祭では2年連続3回目となる今泉力哉、同じく2年連続となる渡辺紘文も各々新作を提げて登場!学生映画界で多くの賞を受賞し続けた中村佑太郎もスプラッシュ部門に初参戦!その他山内ケンジ、春本雄二郎、新藤風などの監督陣8人が選出されている。
『14の夜』 監督:足立 紳
呆れる程に馬鹿だった僕らの夏。
1987年の田舎町。町に1軒だけあるレンタルビデオ屋から始まる中学生のタカシと仲間たちのバカバカしくも大真面目な冒険。『百円の恋』で第39回日本アカデミー賞・最優秀脚本賞の足立紳監督デビュー作!
『At the terrace テラスにて』監督:山内ケンジ
100%富裕層向け映画。
ある邸宅でのパーティの夜。色白の人妻、はる子の「白い腕」に男たちは熱い視線をむけ、専務夫人は嫉妬の炎を燃やす。日頃取り繕っていた仮面が剥がれ落ち、欲望、嫉妬、秘密の暴露が飛びかうテラスでの90分。
『かぞくへ』 監督:春本雄二郎
あなたにとって「かぞく」とは?
結婚間近の旭は、幼馴染の洋人を誤って詐欺被害に遭わせてしまう。親友の苦境を放って、結婚はできないと旭は苦悩する。守るべきは、家族のように育った親友か、家族になる最愛の女性か?
『島々清しゃ(しまじまかいしゃ)』監督:新藤 風
奏でることが、心を解き放つ
新藤兼人監督の血を受け継ぐ新藤風監督×天才子役・伊東蒼×アカデミー賞女優・安藤サクラ沖縄・慶良間諸島を舞台に音楽が結ぶ人と人との絆を紡いだひと夏の物語
『退屈な日々にさようならを』 監督:今泉力哉
恋をした。しかたなかった。
映画監督3人といくつかの死、その周辺の恋愛事情や宗教などを通して〈人が死ぬとはどういうことか〉について独自の視点で描く今泉力哉監督最新作。監督の地元・福島と現在住む東京で撮影。
『太陽を掴め』監督:中村祐太郎
心燃やせ震えるほど愛しい人よ
吉村界人×浅香航大×岸井ゆきの、新鋭・中村祐太郎監督が描く、89分間の“真っ赤な青春群像劇”。 心揺さぶる激唱で伝える、ヒリつくように純真な「青春×音楽」映画が誕生!
『ハローグッバイ』 監督:菊地健雄
友達ってなんですか?
問題を抱えた交わることがないふたりの女子高生が、おばあさんと出会い交流することで、ぶつかり、認め合いながら一歩前に進んでいく物語。『ディアーディアー』で注目の菊地健雄監督の第2作!
『プールサイドマン』 監督:渡辺紘文
狂気の世界と曖昧な日本の私たち
狂気や悪意が蔓延する世界で孤独なプール監視員が起こした驚愕の事件とは…⁉ 『そして泥船はゆく』『七日』の渡辺兄弟が日本社会の歪みをあぶり出し、不可解な現代日本人像を追究する衝撃作。
これは大注目!日本映画スプラッシュ場外乱闘編
アウトオブコンペティションの三本
そして、今回目を引く日本映画スプラッシュ部門のコンペ外作品も注目される。
手塚眞監督が、本当に伝説になっていた”星くず兄弟”の新作を、原作 みうらじゅん&監督 安齋肇の『変態だ』!
そしてマッスル坂井×松江哲明 W監督が贈るプロレス青春ドキュメントの三本が並ぶ!
『俺たち文化系プロレスDDT』
2016年 | 74分 | カラー
マッスル坂井×松江哲明 W監督
ドキュメンタリー映画監督の松江哲明と、スーパー・ササダンゴ・マシンとして活躍中のマッスル坂井がタッグを組み、坂井が所属するプロレス団体、DDTの1年間を追いかけたドキュメンタリー。
監督:マッスル坂井、監督:松江哲明
キャスト:大家 健、HARASHIMA、男色ディーノ
『星くず兄弟の新たな伝説』
2016年 | 132分 | カラー
快作ロックミュージカル映画
80年代に上映されカルト・ムービーとなったミュージカル映画『星くず兄弟の伝説』が、装いも新たな映画となった。原案は天才的ミュージシャンの近田春夫。監督はヴィジュアリストの手塚眞。
原案/音楽:近田春夫、監督/プロデューサー/脚本:手塚 眞
キャスト:三浦涼介、武田航平、荒川ちか
『変態だ』
2016年 | 76分 | カラー&モノクロ
青春ロックポルノムービー!
〈監督 安齋肇×企画原作 みうらじゅん×主演 前野健太〉で贈る、最高にスタイリッシュな青春ロックポルノムービー。青春が何だ? 愛が何だ? 才能が何だ? 安齋肇が真正面からぶった切る全く新しい映画が誕生した!
監督:安齋 肇、企画/原作/脚本:みうらじゅん
キャスト:前野健太、月船さらら、白石茉莉奈