映画『アマデウス』などの脚本をはじめ、数多くの劇、映画の脚本などを手がけたピーター・シェイファー氏が、アイルランドで死去。90歳だった。
英テレグラフ紙が代理人の話を報じたところによれば、シェイファーさんは5月15日に90歳の誕生日を友人たちに囲まれ祝ったという。死因は明らかになっていないが、体調を崩してまもなく他界したとみられる。
50年代初めに、劇作家としてキャリアをスタート後、馬に対して異常な執着をもつ少年と、その精神分析医の心理劇『エクウス』(78)でアカデミー賞脚色賞に初ノミネート、その後アカデミー賞の作品賞、監督賞をはじめ8部門を受賞した『アマデウス』(85)で脚色賞を獲得。また両作品でトニー賞も受賞していた。
87年に大英帝国勲章CBEを叙勲している。