6月11~19日の間、開催される第19回上海国際映画祭だが、このたびコンペティション部門のノミネート作品が発表され、 ツァオ・バオピン(曹保平)監督作品『追凶者也(COKE AND BULL)』やリウ・ジエ(劉杰)監督作品『特蘭(DE LAN)』、チャン・ヤン(張揚)監督作品『皮縄上的魂(SOUL ON A STRING)』などの中国作品に加え、日本からは阪本順治監督の映画『団地』が選ばれ、全14本の中から最優秀作品賞の金爵奨が選出されることとなった。

画像: まもなく開催される第19回上海国際映画祭コンペ部門に阪本順治監督の『団地』が日本作品としてノミネート!パノラマ部門には27作品、アジア新人賞の審査員は深田晃司監督が--

1993年から始まった上海国際映画祭は今年で19回目を迎え、年数としては、名だたる世界の映画祭の中では、短いもののすでにカンヌ・ベルリン・ヴェネチアを含む、「世界12大映画祭」の一つとして認定されており、年々その規模を拡大している。
上映作品数も、昨年の290本から一挙に600本に拡大し、11日に行われる今年の開幕式のレッドカーペットにはアン・リー(李安)監督やウォン・カーウァイ(王家衛)監督のほか、ジャッキー・チェン(成龍)、トニー・レオン(梁朝偉)、ジェット・リー(李連杰)、チョウ・ユンファ(周潤發)、ダニエル・ウー(呉彦祖)といった中華圏を代表する監督や俳優たちが登場することになりそうだ。

その他に、日本作品としては、パノラマ部門(受賞対象外で優れた作品として上映紹介)には、『不機嫌な過去』『アップルシードa』『高台家の人々』『家族はつらいよ』『世界が猫が消えたなら』『暗殺教室2』『64』『テラフォーマーズ』『あん』『つむぐもの』『葛城事件』『二重生活』などが出品。

また、上海国際映画祭での「アジア新人賞」は昨年から規模を拡大しており、昨年は安藤サクラを主演に迎えた映画『0.5ミリ』で、安藤桃子監督が、アジア新人賞最優秀監督賞をはじめ優秀作品賞、優秀脚本賞との同時受賞を果たした。
今年は香港の爾冬昇(イー・トンシン)監督が同賞の審査委員長となり、審査員として、韓国の金亨駿氏(プロデューサー)、、中国の張猛氏(映画監督)、江一燕氏(女優)の3人に加え、日本人としては、カンヌ国際映画祭で受賞の深田晃司監督も審査員に名を連ねていることがわかっている。

日本から唯一コンペティション部門にノミネートされた『団地』

画像: 映画『団地』予告篇<ロングVer.> youtu.be

映画『団地』予告篇<ロングVer.>

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