映画初監督作品『ユキエ』そして『折り梅』では、公開から2年間で100万人の観客を動員し日米合作の『レオニー』などを発表し続けてきた映画監督の松井久子最新作『不思議なクニの憲法』が公開されます。
今回の作品は、ドキュメンタリーで今、一度”憲法”について人々の声をまとめたもの---
憲法には「私はどう生きるべきか」が書いてある。
この映画は、憲法論議が政治によって進められるのでなく、主権者である
私たち国民の間に広がることを願ってつくられたものです。
国のかたちをきめる憲法に、誰もが当たり前に関心を持ち、正しい知識を得、
そして理解を深めるために、歴史的事実を重んじながら
「意見」よりも日常に根ざした「人びとの声」に耳を傾けます。
怒りや憎しみから出発する議論は広がっていきません。
対立よりも冷静な選択を—。
私たち一人ひとりが個として大切にされる自由な社会を守りたい。
映画にメッセージがあるとすれば、その一点の「希い」のみです。
<映画の内容>
●立憲主義って何? ●歴史に学ぶ(敗戦から日本国憲法の成立まで) ●Peopleを主役に(国民主権)
●侵されてはならぬもの(基本的人権の尊重) ●封建的家族制度からの解放(男女平等)
●進む憲法の空文化(9条・戦争放棄をめぐって)
●戦後の日米外交史 ●沖縄は憲法を手にしているか ●未来に向けて—18歳選挙権と若者の政治参加
●そしてあなたは何を選ぶのか?(自民党の改憲案・護憲派の主張・護憲的改憲派からの提案)
監督: 松井久子
音楽: 長谷川久美子
プロデューサー補: 山田睦美
助監督: 上村奈帆
制作協力: MOCAL
デザイン: 粟野 順
Web制作: 清水 晃
デジタルマーケティング: HiGH CONCEPT Inc.
支援:「私たちの主権」委員会