ジャン=リュック・ゴダールの最高峰の作品と言っていい『気狂いピエロ』と『勝手にしやがれ』が、この度、7月23日より再上映されることがわかった。

映画史に残る、この二本---それも新たにデジタル・リストア化した『気狂いピエロ』とデジタル・リマスター化した『勝手にしやがれ』で、二本とも寺尾次郎の新訳決定版で蘇るという。

シネフィルにとっては、フランス字幕の権威となった寺尾次郎版の新訳での上映は、事件です!

画像: http://pierrot.onlyhearts.co.jp

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気狂いピエロ

(この予告は海外版予告で、今回の上映のものではございません)

画像: Pierrot le fou Trailer (Jean-Luc Godard, 1965) - Subtitled youtu.be

Pierrot le fou Trailer (Jean-Luc Godard, 1965) - Subtitled

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35歳のゴダールが、長編10作品目で到達したヌーヴェル・ヴァーグ波高の頂点!
自由!挑発!疾走!

目くるめく引用と色彩の氾濫。饒舌なポエジーと息苦しいほどのロマンチスム。
『勝手にしやがれ』以来の盟友である撮影のクタール、ゴダールのミューズでありながらゴダールと離婚したばかりのカリーナ、『勝手にしやがれ』で大スターになりこの映画でゴダールと決別することになるベルモンド。

各自がキャリアの臨界点で燃焼しつくした奇跡的傑作!
マスターポジ消失のため今回、撮影ネガをデジタル化、新たな音ネガも復元したデジタル・リストア版。寺尾次郎渾身の新訳で!

監督・脚本・台詞 ジャン=リュック・ゴダール
出演 ジャン=ポール・ベルモンド、アンナ・カリーナ、グライツィラ・ガルヴァーニ、ダーク・サンダース、サミュエル・フラー、ジミー・カルービ、レイモン・ドボス、ラズロ・サボ、ロジュ・デュトワ、ハンス・メイヤー、ジャン=ピエール・レオー
フランス・イタリア/105分
1965年 
配給:オンリー・ハーツ

勝手にしやがれ

(この予告は海外版予告で、今回の上映のものではございません)

画像: Breathless: 50th Anniversary trailer - on DVD September 13th! youtu.be

Breathless: 50th Anniversary trailer - on DVD September 13th!

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トリュフォーが原案!ゴダールの初長編にして、映画史に残る名作となった『勝手にしやがれ』

28歳のゴダール、26歳のベルモンド、20歳のセバーグが、映画に革命を起こした!
ヌーヴェルヴァーグの記念碑的作品であり、フランソワ・トリュフォーが原案、クロード・シャブロルが監修、ジャン=リュック・ゴダールが監督・脚本を務めた。
ゴダールにとって初の長編映画となる。
今回、デジタル・リマスター、寺尾次郎の新訳決定版で蘇る!

監督 ジャン=リュック・ゴダール
脚本 ジャン=リュック・ゴダール
原案 フランソワ・トリュフォー
製作 ジョルジュ・ド・ボールガール
出演者 ジャン=ポール・ベルモンド、ジーン・セバーグ、ダニエル・ブーランジェ、ジャン=ピエール・メルヴィル、アンリ=ジャック・ユエ、ジャン=リュック・ゴダール
カメオ出演

『カイエ・デュ・シネマ』執筆陣:ジャン・ドマルキ、アンドレ・S・ラバルト、ジャン・ドゥーシェ、ミシェル・ムルレ、ジャック・シクリエ
映画監督:フランソワ・モレイユ、ジョゼ・ベナゼラフ、フィリップ・ド・ブロカ、リシャール・バルドゥッチ
脚本家:ミシェル・ファーブル
作曲家:ルイギ
小説家:ジャック・セルギーヌ

音楽 マルシャル・ソラル
撮影 ラウール・クタール
編集 セシル・ドキュジス
リラ・ハーマン

1960年/フランス/90分 
配給:オンリー・ハーツ

2016年7月23日(土)から新宿K's cinemaで公開

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