『東京島』『死ね!死ね!シネマ』『あれから』などの篠崎誠監督の最新作『SHARING』。
震災後の日本人の心に踏み込んだ問題作。
すでに、釜山国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭など、多くの海外映画祭で評判となっての凱旋上映となる。

画像: http://sharing311.jimdo.com

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2011年3月11日。
地震と津波による大災害は、原子力発電所の爆発をも引き起こし、日本人の心に大きな爪痕を残した。あれから5年。

放射性物質の漏れは依然として終息の兆しを見せておらず、私たちの生活は、あの時の不安を拭えないまま続いている。本作『SHARING』(共有の意)は、そうした震災後の日本人の心の問題に、映画的な想像力を駆使して、真正面から向き合おうとしたフィクションである。

なお、この映画には、登場人物の一部、展開も大きく異なる2つのヴァージョン(99分版と111分版)が存在している。

どちらが一方がディレクターズカットではなく、劇中で語られる分身(ドッペルゲンガー)のように、この2つのヴァージョンがお互いを照らし、未来に対する希望と怖れを炙り出していく。
 

画像: SHARING youtu.be

SHARING

youtu.be

ストーリー
 社会心理学者の瑛子(山田キヌヲ)は、東日本大震災の予知夢を見た人を調査している。
誰にも打ち明けていなかったが、彼女は震災で死んだ恋人の夢をずっと見続けていた。一方、同じ大学の演劇学科に通う薫(樋井明日香)は、卒業公演の稽古に追われている。ある時、311をテーマにしたその公演を巡って、仲間たちと決定的に衝突してしまう。薫もまた、この芝居を初めてから同じ夢にうなされていたのだが…。

テアトル新宿にて4月23日(土)~5月13日(金)連日21:00より1回上映

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