レオナルド・ディカプリオといえば、子役の時から名優の誉れ高い俳優です。筆者は、「ギルバート・グレイプ」公開時の来日でこの天才子役にロング・インタビューをしました。以降、この品行方正で利発な子は、将来、早い時期にオスカー像を手にすることになるのだと固く信じていました....。
が、今まで3度のノミネーションは、すべてスカ、作品賞、監督賞を受賞した作品ですら、主演男優賞と目されることはありませんでした。そんなレオも今回、「レヴェナント :蘇えりし者」で4度目の主演男優賞にノミネートされ、外野のハラハラしている気持ちをよそに、もうアカデミー賞なんて、どうでもよい気分なのか、それとも乗るか反るか?といった心持ちなのか、誰もが気になるところなのでは....。

今年のオスカーレース、最大の焦点とも云われているディカプリオの4度目の正直、折も折、彼の元パーソナル・アシスタントが彼の人となりを語っています。

画像: 写真左:「アビエイター」撮影時にレオナルド・ディカプリオが全クルーに送った記念品 写真右:レオの元アシスタント、ケーシー・ブラウン

写真左:「アビエイター」撮影時にレオナルド・ディカプリオが全クルーに送った記念品
写真右:レオの元アシスタント、ケーシー・ブラウン

カンザスからハリウッド・ドリームを追いかけてやってきたケーシー・ブラウンは、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」製作時にレオのアシスタントをしていた友人にロケ地でレオを紹介されました。その友人は撮影終了後にケイト・ハドソンのアシスタントをやることになり、巡り合わせのご縁で「アビエイター」製作時にレオのアシスタントになりました。俳優のアシスタントの業務は、多岐に渡り、撮影中、いつも行動を共にし、身のまわりの世話を全てこなします。ボディガードのようにパパラッチのカメラを避けたり、時には、撮影中に演技練習の相手をすることも。

控え室や事務所代わりのスタジオのパーキングロットに置かれたトレイラーハウスでのレオとケーシーの退屈しのぎは、出会った人々の特徴を掴んだモノマネ遊び。

ケーシーは、レオを評して、「彼は、とても聡明で、政治についての考えをキチンと持っていて、ポップ・カルチャーや歴史のことまで、とにかく詳しいの、そしてセットでは、いつも楽しい人、撮影クルーやエキストラに至るまで、どんな人とも自分の時間を惜しまず、ジョークを交えて、語りかけ、自分が得てきた体験や知見をシェアするのが好きなのよ」

「アビエイター」撮影中、レオの身近にいた彼女が感じた俳優としての彼の凄さは、「ある日、セットへの道を歩いているとレオは、突然、道路にある割れ目と割れ目をステップして飛び跳ねていったのです。これは演じていた強迫神経症のハワード・ヒューズ役にのめり込み過ぎて乗りうつってしまっているのだわ!ととても驚きました」

画像: 「アビエイター」撮影終了時にマーティン・スコセッシ監督からケーシーに渡された記念品

「アビエイター」撮影終了時にマーティン・スコセッシ監督からケーシーに渡された記念品

またレオは、「パーティよりもハロウィンが好きだ」と云っていて、その理由は、「ハロウィンは、道を闊歩しながら、見知らぬ人々と何のためらいもなく、気軽に対話することができる、何も身構える必要なんてないところがいいんだよ」

映画の完成と共にケーシーは、レオの元を離れ、その10数年後に映画の脚本を書き、念願の監督デビューの夢を叶えました。「レオは、いつも応援し続けてきてくれた」と彼女は振り返ります。

レオナルド・ディカプリオという俳優であり、人は、どんな人にも心を砕き、親身に話をします。
見返りを一切、求めずにそれができるというところに彼の人としての素晴らしさがあるのではないでしょうか。

画像: ケーシーがアシスタントを辞めた時にディカプリオが彼女に宛てた手書きの手紙 www.huffingtonpost.com

ケーシーがアシスタントを辞めた時にディカプリオが彼女に宛てた手書きの手紙

www.huffingtonpost.com

そんなケーシー・ブラウンのオリジナル脚本/監督作品"Gone Doggy Gone"
センスあふれるコメディですね---。

画像: Gone Doggy Gone Trailer youtu.be

Gone Doggy Gone Trailer

youtu.be

映画「レヴェナント:蘇えりし者」オフィシャルサイト

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