今年のアカデミーのメンツも徐々にみえてきました。
シネフィルで、おなじみのコーナー「映画監督とCM」篇では、今回のアカデミーを争うであろう二人の監督の製作したCMと出演作を紹介します。
まずは、今回『レヴェナント:蘇えりし者』でノミネートが噂されるメキシコ人のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督。
昨年の受賞作となった『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続いての、連続の受賞の可能性にワクワクしますが、人間を真正面から見つめた映画づくりをするイニャリトゥ監督が、3分の短い時間でスポーツ選手の生き様を表現した作品があります。
2010年に、南アフリカで開催されたワールドカップ用に製作されたNIKEのCM「Write the Future」です。
そして、『オデッセイ』でノミネートされそうな映画監督リドリー・スコットの娘であるジョーダン・スコットと、デザイナーのミウッチャ・プラダが一緒に制作した、プラダの香水のためのCMです。
ベルリンを舞台に、リドリー・スコットの映像美がCMといえども冴えわたる作品。
番外編としては、新作『ザ・ヘイトフル・エイト』がアカデミー賞にどう絡むか話題のタランティーノ監督が登場する、ソフトバンク白戸家のCMです。
お正月らしい雰囲気の、紋付袴姿のタラちゃん(タランティーノ監督)のが見られます。
こちらは出演作ですが、、、シネフィルで知られるタラちゃんの、日本やカンフー映画への、映画愛あふれるキャラクターがすばらしい映像です。
園田恵子(cinefil編集長)