2015年11月から開催される、第2回広島国際映画祭に注目が集っている。
下記のテーマで開催される映画祭。
確かに、わざわざ、広島に映画祭で行こうかと思わせてくれる内容。
”この秋、「広島」と「国際」と「映画」と「祭」が出会う。
第 2 回広島国際映画祭は昨年からバージョンアップし た姿となって私たちの前に姿を現す。
期待の若手から 巨匠の作品までが含まれたプログラムは、すでに国外 の映画祭で話題となっている作品の日本プレミアから いま勢いのある日本の若手監督たちの特集上映まで百花繚乱。
他にも現在の広島の姿を映し出す「ヒロシマ EYE」や「収集「」修復「」継承」をミッションとするシネマ テーク・フランセーズとの協賛企画など目玉が目白押し。
広島の地に映画の歴史と現在とが共存し、外国と日本とが同じ国際の言葉のもとに同居する 。
1 1 月 は 広 島 に 行こう!
新たに広島と映画を発見しよう!”
まず今回、注目したのが、ミゲル・ゴメス監督のと特集上映だ。
『熱波』で第62回ベルリン国際映画祭で国際映画批評家連盟賞とアルフレッド・バウアー賞を受賞したポルトガルのミゲル・ゴメス監督。世界で注目される監督。
今度の広島国際映画祭では日本プレミア。初上映となる〈アラビアン・ナイト〉Arabian Nights 三部作の三日間に渡る上映がある。
今作はカンヌ国際映画祭で大きな話題を集め、その後シドニー映画祭ではグランプリを受賞。
興味津々の企画です!
三部作が一同に---
Arabian Nights 三部作 2015
『千一夜物語』の語り手シェヘラザードは、生き延びるために、毎夜新しい物語をかたった。
現代ポルトガルの監督ミゲル・ゴメスは、生き延びるために、ポルトガルの「現在」史を語る。
アラビアン・ナイト 第1部 休息のない人々
VOLUME1: THE RESTLESS ONE
ミゲル・ゴメス MiguelGomez
[2015 /ポルトガル、フランス、ドイツ、スイス
/125 min]
アラビアン・ナイト 第2部 孤独な人々
VOLUME2: THE DESOLATE ONE
ミゲル・ゴメス MiguelGomez
[2015 /ポルトガル、フランス、ドイツ、スイス
/131 min]
アラビアン・ナイト 第3部 魅了された人々
VOLUME3: THE ENCHANTED ONE
ミゲル・ゴメス MiguelGomez
[2015 /ポルトガル、フランス、ドイツ、スイス
/125 min]
そして、傑作『熱波』も上映!
熱波 Tabu
ミゲル・ゴメス MiguelGomez [2012/ポルトガル/118min]
最期の時を迎える老婆が薄れる意識のなかで想う「最後に一目、会いたい人。」
50年の歳月を遡り、胸を焦がす熱波が甦る。
気性が粗く、ギャンブル好きの老女アウロラ。彼女はお手伝いのサンタと、なにかと世話を焼いてくれる隣人のピラールと過ごしていたが、病に倒れ、突然ヴェントゥーラという男を呼んでほしいと言い出す。二人にはある約束があったのだ。そして50年の時をさかのぼり、二人が若かりし頃に出会ったアフリカ―タブウ山麓での熱い記憶が明らかになっていく…。
現
代と過去、無機質感の漂うポルトガルの都市と冒険的な雄壮さに満ちたコロニアル時代のアフリカ、そして今目の前にあるものと眩い記憶。対比するものがそれぞれ持つ空気感を表現するため、35㎜と16㎜のフィルムを併用するなど、細部に至るまで様々な映像技法を駆使し、ミゲル・ゴメスは情感溢れる傑作を作り上げた。